栗田真由(p) ¥3,000 14:30~
2024-08-24
<クラシックDay>
栗田さんの演奏を初めて聴いたのは、フランス印象派の音楽でした。
ピアニストにはいろいろなタイプの方がいらっしゃいます。特にフランス印象派の作品となると、ピアニストのアプローチはさまざま。透明なひたすらに透明な音楽を創る方、色彩鮮やかに輝くような音色を奏でる方、曲の精緻さを浮き彫りにされる方などなど。
栗田さんが奏でるフランス印象派は、これらのアプローチも取り込みつつ、少し別の次元の趣きがあります。 まるで親しいひとへの眼差しをもって、ピアノを通して音楽と会話しているような、そしてご自身の心の内を見つめているかのよう。
一音一音を慈しむような演奏から、作曲家はサロンでの喧噪はよそに、自分自身の内面を吐露した音楽を書いたのかもと思う瞬間を幾度も感じます。
このようなアプローチには深く感心し、それをごく自然になされていることに好印象を持ちます。
一層の研鑽を積むべく渡仏留学される直前に、当店のため時間をいただけることとなりました。ステージの間近で、栗田さんの音楽の魅力をぜひお味わいください。
栗田さんの演奏を初めて聴いたのは、フランス印象派の音楽でした。
ピアニストにはいろいろなタイプの方がいらっしゃいます。特にフランス印象派の作品となると、ピアニストのアプローチはさまざま。透明なひたすらに透明な音楽を創る方、色彩鮮やかに輝くような音色を奏でる方、曲の精緻さを浮き彫りにされる方などなど。
栗田さんが奏でるフランス印象派は、これらのアプローチも取り込みつつ、少し別の次元の趣きがあります。 まるで親しいひとへの眼差しをもって、ピアノを通して音楽と会話しているような、そしてご自身の心の内を見つめているかのよう。
一音一音を慈しむような演奏から、作曲家はサロンでの喧噪はよそに、自分自身の内面を吐露した音楽を書いたのかもと思う瞬間を幾度も感じます。
このようなアプローチには深く感心し、それをごく自然になされていることに好印象を持ちます。
一層の研鑽を積むべく渡仏留学される直前に、当店のため時間をいただけることとなりました。ステージの間近で、栗田さんの音楽の魅力をぜひお味わいください。
【プロフィール】
東京都出身。4歳よりピアノを始める。国立音楽大学附属中学・高等学校を経て、東京音楽大学卒業。9月より渡仏予定。
全日本ピアノコンクール2023第4位。横浜新人演奏会、調布国際音楽祭などに出演。
ドビュッシーをはじめとする、フランス音楽を中心に演奏している。